—まず、「はたらっこネクスト」を立ち上げた経緯を教えてください。

柿原:
「御社はもともと、退職代行や障害年金申請のサポートをされていましたよね。そこから就労移行支援事業に踏み出されたのは、どういう流れだったんですか。」
萩原様:
「既存事業でお客様と接する中で、精神疾患を抱えている方がとても多いことに気づいたんです。退職や年金の手続きをお手伝いして終わり、ではなく、その先の『社会復帰』まで支えられる場所が必要だと感じました。それが就労移行支援事業を立ち上げようと思った出発点です。」
柿原:
「新しい分野への挑戦だったと思いますが、不安はありませんでしたか。」
萩原様:
「正直、障害福祉事業で行政と連携するノウハウも知見もまったくありませんでした。だから最初から『自分たちだけでは無理だ』と割り切っていたんです。ただ、うちは何にでも挑戦する社風で、とにかくスピード感を大事にしている会社なので。だったら、専門性の高い士業やコンサルの力を借りて、一気に立ち上げようと。」
柿原:
「そこからは、どう動かれたんですか。」
萩原様:
「まず事業シミュレーションや試算をして、開業までの段取りのリサーチを始めました。開業支援を行っている会社に問い合わせたりもしましたね。とにかく、できる限り情報を集めるところからのスタートでした。」
—数ある選択肢の中から、リブレに依頼を決めた理由は何でしたか?

萩原様:
「最終的に3社まで絞りました。1社目は専門性は高いのですが、パッケージプランしかなく、開業後の支援も高単価で。2社目は安価な代わりに、専門性の面で少し不安が残りました。その両方の良いところを兼ね備えていたのがリブレさんだったんです。」
柿原:
「どのあたりが決め手になりましたか。」
萩原様:
「パッケージもあれば、スモールプランもある。現場の知見もあって、代行もしてくれる。事業母体まで調べてみたら、現場にも詳しそうだと分かって、期待値が一気に上がりました。あと、これは意外と大きかったのですが、行政書士事務所って簡素なホームページが多い中で、リブレさんは集客にもきちんと力を入れている。そこに『本気度』を感じたんです。」
柿原:
「最初はお問い合わせからでしたよね。」
萩原様:
「はい。検索してサイトを見て、問い合わせをして、初回相談へ、という流れでした。即決は考えていなかったのですが、こちらが根掘り葉掘り聞いても回答が的確で。しかも、聞いていないことまで補足で教えてくれる。あの初回相談の印象がとても良くて、数日で決めました。プランの妥当性は素人には判断できないので、『まずはここだけ』と選べるスモールプランがあったのは、本当にありがたかったです。」
—札幌のリブレに、東京から依頼することへの不安はありませんでしたか?

柿原:
「地元・東京の行政書士ではなく、あえて札幌に本店のあるリブレへ頼むことへの迷いはなかったですか。」
萩原様:
「不安はまったくなかったですね。むしろ契約前に、東京支店があって東京の担当者が同行してくれることが分かったことで、さらに払拭されました。それに、私たちは『速度感』を何より重視していたので、わざわざ会うよりオンラインのほうが早いんです。」
柿原:
「対面でないことのデメリットは感じませんでしたか。」
萩原様:
「逆でした。やりとりを文字や記録で残せるのが重要で、その点でもオンラインのほうが残しやすい。契約まではすべてオンラインで完結しました。もちろん、要所では動いてくれましたよ。東京都への事前相談、つまり許認可申請の前などは、実際に来ていただいて。」
柿原:
「東京都は細かい部分まで厳しく見てくる傾向がありますからね。」
萩原様:
「そうなんです。そういう『ここぞ』という場面では動いてくれて、あとは基本チャット。この距離感がちょうど良かったです。」
—実際に依頼してみて、遠方ゆえの不便はありましたか?

萩原様:
「まったくありませんでした。『遠いから地元の行政書士に』とよく言われますが、首都圏の会社がオンラインを苦手にしていることもないですし、そんなに心配することはないと思います。」
柿原:
「先が見えない立ち上げ期は、対面のほうが安心という声もありますが。」
萩原様:
「東京都への来庁のように、対面に安心感がある場面は確かにあります。でも、それ以外で対面で書類を見せられても、正直こちらも逆に大変なんですよ(笑)。だから、『会うべきポイント』と『会わないほうがむしろ効率的なポイント』を、最初にしっかり伝えてもらえると、遠方の価値がちゃんと伝わると思います。」
柿原:
「そこは私たちも、これから遠方のお客様にお伝えしていきたい部分です。」
萩原様:
「ぜひ。距離をハンデではなく、むしろスピードの武器にできると感じました。」
—特に印象に残っているエピソードはありますか?

柿原:
「進める中で、印象に残っている場面はありますか。」
萩原様:
「一番は、依頼する側・される側という上下関係なく、パートナーとして提案や相談に乗ってくれたことです。変に忖度されると、かえってやりにくいので。5月1日の開所に向けて採用面の課題が残ったときも、『いつまでに採用できないと難しい』と、理由をきちんと踏まえて、現実的なところを押さえて説明してくれました。」
柿原:
「CREED BANKさんは、本当にスムーズに進みましたよね。採用の部分だけ少し足踏みするところもありましたが、あとはスムーズすぎるくらいでした。ご理解もとても早かったです。」
萩原様:
「それは、私たちがノウハウを社内に蓄積したいと考えていたからだと思います。無理して背伸びするより、現実的なやり方を教えてもらって、それを自社のノウハウとして貯めて、いずれは自分たちでもやっていきたい。その思いがあったんです。」
柿原:
「だから、すべてを丸投げにはされなかったんですね。」
萩原様:
「そうなんです。ポイントを教えてくれながら一緒に進めてくれたのが良かった。すべてを丸投げできない中で、次の展開も見据えている当社にとっては、伴走してもらえることが大きなプラスになりました。」
—依頼の結果、どのような変化がありましたか。また今後、何を期待されますか?

萩原様:
「当初の期待に対して、良い意味でのギャップがありました。契約前のあの相談のレスポンスの速さが、依頼した後もまったく変わらなかったんです。これは本当に驚きでした。」
柿原:
「ありがとうございます。即アンサーは難しい場合もありますが、即レスは常に心がけています。」
萩原様:
「そこは士業さんにある程度求めている部分なので、期待どおり、いや期待以上でした。全体像を見せてもらえるので、『今やるべきこと』を的確に指示してもらえる。おかげでスムーズに進められました。」
柿原:
「今後、期待されることはありますか。」
萩原様:
「一連の流れや、押さえるべきポイントはある程度理解できました。ただ、法改正までは、自分たちではリサーチが追いつきません。大きな変更があったときには、ぜひ力になってほしいですね。
処遇改善加算の顧問はすでにお願いしています。あれはやればやるだけ職員にも企業にもメリットがあるものですし、難しくて分からない部分が多いので、やらない選択肢はありませんでした。
それ以外は、運営の中で課題が見つかったら相談しようと考えています。プランが分かれていたからこそ、『まずはここだけ』と依頼できた。もし全部セットだったら、別の判断になっていたかもしれません。」
—これから開業を考えている方へ、メッセージをお願いします。

柿原:
「これから開業を予定している方に、リブレをおすすめいただけるとしたら、どう声をかけますか。」
萩原様:
「知見のない事業者さんなら、『とにかく一度相談してみるのが早いよ』と言いますね。相談の中でいろいろ教えてもらえるので、それだけでも価値があります。前提の部分から、繰り返し丁寧に教えてくれる。ひと言で言えば『手厚い』。知見のない人にこそ、リブレさんは合っていると思います。」
柿原:
「こちらこそ、ありがとうございます。私たちとしても、安心して任せていただける関係を、これからも長く続けていきたいと思っています。開業後しばらく経ってからのご相談だと、書類のミスが積み重なっていて直せない、という取り返しのつかない事態になりがちですから。だからこそ、早い段階から一緒に走らせていただけるのはありがたいです。」
萩原様:
「本当に心強いです。まずは無事に開所し、ここからは自分たちも力をつけながら、引き続きよろしくお願いします。」
編集後記
萩原様、貴重なお話をありがとうございました。
「障害福祉で行政と連携するノウハウはゼロ。だから専門家に頼る」という判断は、多くの新規参入者に共通します。そのうえで萩原様が一貫して口にされたのは、「すべてを丸投げするのではなく、自分たちにもノウハウを残したい」という思いでした。
リブレは、その意向をくみ取り、現実的な落としどころを理由とともに示しながら伴走した。単なる代行ではなく“伴走”を選べたことが、スムーズな立ち上げの決め手になったのだと感じます。
そしてもう一つ印象的だったのが、「札幌×東京」という距離をまったくハンデにしなかった点です。会うべき場面では動き、それ以外はオンラインで速く・記録に残る形で。むしろ距離をスピードの武器に変えていました。
「知見がないなら、とにかく相談してみるのが早い」。この萩原様の言葉は、これから開業を目指す方にとって、専門家と組むことの価値を最も端的に表しているのではないでしょうか。はたらっこネクストの船出と、これからのご発展を心より応援しております。
インタビュアー:榎本元(株式会社グットアップ)
