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[障害者向けサービス]

【一覧でわかる】障害福祉サービスの種類と特徴|事業開設前に知っておくべき基本

  • 投稿:2025年11月08日
【一覧でわかる】障害福祉サービスの種類と特徴|事業開設前に知っておくべき基本

障害福祉サービスは、利用者の障害特性や生活環境に応じて多様な支援を提供しています。本記事では、訪問系・日中活動系・居住系・障害児支援・相談支援など、6つのカテゴリーに分けてわかりやすく整理。事業開設を検討している方に向けて、それぞれの特徴や対象者を解説します。

障害福祉サービスは多岐にわたり、利用者のニーズや障害の特性に応じて、様々な種類のサービスとそれぞれの対象者が定められています。

障害福祉サービスの開設を検討される場合は、これらのサービス類型を正確に理解することが重要です。

今回は、「障害福祉サービスについて知りたい」「障害福祉サービスを開設したいけどどの事業が合っているか分からない」そんな方向けに、障害福祉サービスの全体像を簡単に解説します。

障害福祉サービス事業の全体像

障害福祉サービスは利用対象者や障害種別、障害支援区分など様々な分類をすることができますが、サービスの特徴別に分類すると訪問系、日中活動系、居住系、障害児通所支援、障害児入所支援、相談支援と大きく6つのカテゴリーに分けることができます。(法令上の分類ではなく、便宜上の分類となります。今回は、北海道札幌市が手引にて示している内容に沿った分類としてまとめております。)

さっそく、一つずつ見ていきましょう。

訪問系サービス

自宅で生活する障害のある方々を支援するサービスです。

居宅介護
入浴・排せつ・食事などの身体介護、調理・洗濯・掃除などの家事援助、通院の介助などを行います。

重度訪問介護
自宅で生活している重度の肢体不自由の方、重度の知的障害・精神障害の方に対し、 入浴、排せつ、食事などの身体介護、調理・洗濯・掃除などの家事援助、外出時の移動の支援など総合的な支援を行います。

同行援護
視覚障害の方に対し、移動時や外出先での必要な支援を行います。

行動援護
知的障害・精神障害のある方に対し、行動するときの危険を回避するために必要な援護や外出時の移動中における介護を行います。

重度障害者等包括支援
介護の必要性が高い方に対し、居宅介護などの複数のサービスを包括的に行います。

短期入所
障害のある方の介護を行う方が病気の場合などに、入浴・排せつ・食事などの介護や日常生活の支援など、一時的に必要な支援を行います。

日中活動系サービス

日中の活動を支援し、自立や就労に向けた能力向上を目指すサービスです。

生活介護
常に介護などを必要とする方に対し、入浴・排せつ・食事の介護などの提供、生活等に関する相談、助言などの日常生活の支援や、 創作的活動または生産活動の機会の提供、身体機能または生活能力の向上のための必要な支援を行います。

自立訓練(機能訓練)
自立した日常生活、社会生活ができるよう、理学療法、作業療法その他必要なリハビリテーションや生活等に関する相談、助言など日常生活の支援を行います。

自立訓練(生活訓練)
自立した日常生活、社会生活ができるよう、入浴、排せつ、食事等に関する必要な訓練や生活等に関する相談、助言など日常生活の支援を行います。

就労選択支援
就労移行支援または就労継続支援を利用する意向のある方、現に就労移行支援または就労継続支援を利用している方に対し、 短期間の生産活動などの提供を通じて、就労に関する適正、知識及び能力の評価や就労に関する意向などについて整理します。

就労移行支援
一般企業などへの就労を希望する方に対し、生産活動、職場体験などの提供、就労に必要な知識や能力の向上のための必要な訓練、 求職活動に関する支援、適性に応じた職場の開拓、就職後における職場への定着のための必要な相談を行います。

就労継続支援A型
一般企業などでの就労が困難な方に対し、雇用契約に基づく就労の機会や生産活動などの機会の提供、就労に必要な知識・能力の向上のための必要な訓練を行います。

就労継続支援B型
一般企業などでの就労が困難な方に対し、生産活動などの機会の提供や、就労に必要な知識・能力の向上のための必要な訓練を行います。

就労定着支援
雇用された方に対し、就労の継続を図るために企業、障害福祉サービス事業者、医療機関等との連絡調整や 就労することに伴って生じる日常生活や社会生活を営む上での問題に関する相談、指導及び助言を行います。

自立生活援助
1人暮らしを希望する方などに対し、定期的な訪問や随時の対応等により日常生活の課題を把握し、必要な情報の提供や助言、関係機関との連絡調整等を行います。

居住系サービス

施設や共同住居で生活する方を支援するサービスです。

施設入所支援
施設に入所する方に対し、入浴・排せつ・食事などの介護や、生活に関する相談、助言を行います。

療養介護
医療機関で機能訓練、療養上の管理、看護、介護、日常生活の支援を行います。

共同生活援助(グループホーム)
共同住居で相談、入浴、排せつ、食事の介護など日常生活上の援助を行います。

宿泊型自立訓練
居室などの設備の提供、家事などの日常生活能力を向上するための支援、生活に関する相談、助言を行います。

障害児通所支援

障害のある子どもたちが事業所に通所して利用するサービスです。

児童発達支援
主に未就学の子どもたちに、基本的な動作・知識技能の習得、集団生活への適応のための日常生活の支援を行います。

放課後等デイサービス
小学生から高校生までの子どもたちに対し、生活能力の向上のための必要な支援を行います。

居宅訪問型児童発達支援
外出することが困難な子どもたちに対し、自宅を訪問し、基本的な動作・知識技能の習得、集団生活への適応のための日常生活の支援を行います。

保育所等訪問支援
保育園などに通う子どもたちに対し、保育園などを訪問してほかの児童との集団生活への適応のための専門的な支援を行います。

障害児入所施設

障害のある子どもたちが施設に入所して生活するサービスです。

福祉型障害児入所施設
保護、日常生活の指導、独立自活に必要な知識技能の付与を目的とした児童福祉施設です。

医療型障害児入所施設
保護、日常生活の指導、独立した生活を送るのに必要な知識技能の付与および治療を目的とした児童福祉施設です。

相談支援

障害のある方やその家族が、適切なサービス利用や地域生活への移行ができるよう、相談や計画作成を支援するサービスです。

地域移行支援
障害者支援施設、精神科病院、矯正施設等から地域生活に移行するための相談や住居を確保するための支援などを行います。

地域定着支援
ひとり暮らしをする障害のある方等への常時の連絡体制の確保や緊急時の相談などを行います。

計画相談支援
サービス等利用計画の作成、一定期間ごとのモニタリングなどを行います。

障害児相談支援
障害児支援利用計画の作成、一定期間ごとのモニタリングなどを行います。

まとめ

これらのサービスは、利用者のライフステージや障害の状況に応じて多岐にわたる支援を提供し、地域での自立した生活をサポートすることを目指しています。

障害福祉サービスの開設を検討される際は、各サービスの内容を正確に理解し、地域のニーズに応じた適切なサービス選択を行うことが重要です。

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