ご依頼の経緯
H様は、札幌市内の障害福祉施設で10年以上勤務されていたベテラン職員でした。現場で多くの子どもたちと向き合う中で、「もっと一人ひとりに寄り添った支援がしたい」「画一的ではなく、家庭的で温かい支援を実現したい」という想いが強くなり、児童発達支援事業所の開設を志すようになりました。
最初は自分でインターネットや本を使って情報を集め、開設に必要な手続きを調べていたそうですが、「何から手をつけていいか分からない」「申請書類がとにかく難しい」と感じ、専門家に相談することを決意。行政書士を探す中で、福祉事業に強い当事務所のホームページをご覧になり、お問い合わせいただきました。
担当者のコメント
H様のご要望は「なるべく早く開設許可を取得したい」「実務が忙しいため、手続きはプロに任せたい」というものでした。そこで、私たちは以下の点に特に注力してサポートを行いました。
- 事業計画書の作成支援
福祉の現場に精通しているH様でしたが、行政に提出するための「事業計画書」は初めてのご経験でした。ヒアリングを重ね、H様の想いや理想を反映しながら、札幌市の審査基準に合致するように内容をブラッシュアップしました。 - 施設要件・人員要件の確認と調整
開設にあたって必要な施設設備や職員配置について、札幌市の最新ガイドラインに基づき詳細に確認。建物の平面図や設備仕様を一緒に確認し、必要な修正があれば早期に対応しました。 - 札幌市との事前協議・折衝
児童発達支援事業は各自治体によって審査基準や対応が異なります。札幌市の場合も例外ではなく、細かな確認事項が多数存在しました。当事務所が代わりに札幌市の福祉部門と密に連絡を取り合い、申請前の段階からスムーズな流れを確保しました。 - 申請書類一式の作成と提出代行
複数ページにわたる書類一式を迅速に整備し、自治体への提出・修正にも対応。事業開始までのスケジュール管理も徹底しました。
結果
ご依頼から約3か月後、無事に札幌市より児童発達支援事業所の開設許可が下りました。H様は「年度内に開業したい」という希望をお持ちでしたが、そのスケジュール通りに施設の開設が実現し、現在は札幌市内で理想の支援を提供する新たな拠点として、順調に運営を開始されています。
お客様メッセージ
最初は何から手をつけていいか分からず不安でいっぱいでした。でも、行政書士さんが親身に寄り添ってくれて、書類作成だけでなく札幌市とのやり取りまで全部お任せできたのが本当にありがたかったです。私の想いを丁寧に汲み取って、形にしてくれたことに感謝しています。これからは、この施設で子どもたちや保護者の方々と向き合いながら、理想の支援を届けていきたいと思います。